19世紀のロシアを舞台に北極を目指すも行方不明になった祖父の捜索に旅立つ少女を描いたアニメーション。
ロシア・サンクトペテルブルグに住む貴族の娘サーシャの祖父は、1882年、北極を目指して航海に旅立つが戻ってこなかった。
行方不明になった祖父の捜索隊がでるが見つからない。
社交界にデビューしたてのサーシャは単身自ら汽車に乗り、港に辿り着くと祖父を捜してもらうように船乗りに頼む。
ノルゲ号の船長を名乗る少年に祖父の形見の耳飾りを渡し、船に乗せてもらう約束をするが、サーシャを置き去りにして船は出航してしまう。
途方に暮れた彼女を食堂の女将が世話することになり、住み込みで食堂を手伝いながらも、1ヵ月後に戻ってくるはずのノルゲ号を待つのだが………
平面的で美しい独特の色彩の絵が素敵です。
食堂の女将が厳しいようで人情に厚くて頼りになります。
頑張り屋である一方で何もできなかったお嬢様が女将のもとで成長していく姿が微笑ましく、切なくもどことなくホッコリする素敵な作品です。
はたして彼女は祖父を見つけることが出来るのか注目です。
衝撃な結末が待っています！
2022.1 地上波・NHK Eテレで鑑賞
アヌシー国際アニメーション映画祭にて観客賞を受賞（2015年）
東京アニメアワードフェスティバル2016で長編コンペティション部門グランプリ受賞（2016年）
COLCOAフランス映画祭にてComing Soon Awardを受賞（2016年）、
第23回文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門優秀賞を受賞（2020年）
