takanoひねもすのたり

死体恐怖症のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

死体恐怖症(2014年製作の映画)
2.8
ショボくれた冴えないおっさんが殺人事件に巻き込まれたあげく発狂するホラー。
アルゼンチン産ホラー「Ataúd Blanco(白い棺)」のダニエル・デ・ラ・ベガ監督、2014年の作品。

仕立屋の店舗兼住居の寒々しく古めかしい内装や不気味なマネキン、お墓や街並の独特の雰囲気は見ていて興味を引かれる。

メンタル病みの冴えないおっさんが、元々ボーダー手前のところに、幻覚と殺人に翻弄された挙げ句、精神崩壊までいってしまう展開にタイムリープ要素を合体。
なので後半はパズル合わせの面白さはある。
イテテな描写もあり。
職業仕立屋→凶器がハサミ→フロイトさん的にはアレなメタファー→嫁浮気に激オコヽ( `皿´ )ノとキーになるアイテムで勝手に連想して組立るのは嫌いじゃない(妄想大好物( ´∀`))

おっさんが顔血だらけで発狂するシーンもなかなか迫真。
でもオチは「?」になる系。
個人的には物珍しさで普通に楽しめた。