君の名前で僕を呼んでの暗躍するぱんだーにゃ３世のレビュー・感想・評価

美しい映画。美しい風景と、美しい主演二人（特にティモシー・シャラメ）。だけど、要はラストの父親の語りだと思う。少し言葉にし過ぎだけれども、思春期の、失恋ほやほやの息子の魂に届く語りかけができる親が果たしてどれだけ存在するのか。

全編通して美しいだけに、ラストシーンの蝿が気になってしかたがなかった。

見よう取りようによってはかなり胸糞悪い話にもなるのに、ひたすら美しさで捻じ伏せてくるストロングスタイルは嫌いではない。