サトシ

レザボア・ドッグスのサトシのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.1
クエンティン・タランティーノ脚本、監督、出演のクライムアクション映画。

ロサンゼルスを拠点とする裏社会の大物ジョーは宝石強盗を計画し、6名の実行メンバーを集める。互いの素性を隠すためにコードネーム=色で呼び合い、いよいよ強盗計画が実行される。現場から逃走したメンバーが集合場所の倉庫に集まり始めるが、計画通りに運ばなかった事態の中で、情報が警察側に漏れていた疑いが生じる。彼らは互いに不信の念を抱き、拳銃を突き付け合う・・・。

【キャスト】
ミスター・ホワイト:ハーヴェイ・カイテル
ミスター・オレンジ:ティム・ロス
ミスター・ブロンド:マイケル・マドセン
ナイスガイ・エディ(エディ・キャボット):クリス・ペン
ミスター・ピンク:スティーヴ・ブシェミ
ジョー・キャボット:ローレンス・ティアニー
マーヴィン・ナッシュ:カーク・バルツ:カーク・バルツ
ミスター・ブルー:エディ・バンカー
ミスター・ブラウン:クエンティン・タランティーノ

クエンティン・タランティーノ監督の長編映画デビュー作をようやく鑑賞。
男臭さを感じる素晴らしい作品でした。
裏社会でしか生きられない人達の集まりだけに、冒頭から品の無い会話が飛び交い、近寄り難い雰囲気を醸し出しています。ヒッチコック監督のようなチョイ役での登場ではなく、クエンティン・タランティーノは冒頭からメンバーの1人として出演してかなり露出しています。誰もが1度は聞いた事がある挿入歌から始まりテンションは直ぐに跳ね上がります。仲間同士が、裏切り者は誰か疑い、拳銃を突きつけ合う緊張感と、それが解き放たれる爽快感が味わえますから刺激的です。
1番のお気に入りは、マイケル・マドセンで渋い表情が印象的で悪役が凄く似合っています。1980年代から映画に出演していますので過去作もチェックしたいです。
出演者が男しかいない珍しい作品で、裏切り者は誰なのか、最後まで読めない展開に釘付けになります。編集が素晴らしく非常に分かり易く観る事ができる秀作ですね。
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