受け継がれしジャギマスク。
そして白いパンティが血に染まる!
ドイツのみならず日本含め世界で一大ムーブメントを起こしたアンドレアス・シュナース監督の代表作『violent shit(悪魔のえじき)』通称"悪じき"は、シュナースを調子付かせると共に更なるポンコツ続編を世に生み出し、世界のポンコツ達を虜にしていった正に究極のポンコツ映画である。
そんなポンコツの意志を継ぐ新人監督がジャーロの国イタリアから産声を上げるのであった。
イタリアとドイツが遂に手を取り合い、ジャーマンゴアとネオジャーロが華麗なる融合を果たした新生ジャギマスクの誕生なのである。
イタリアの都ローマでは巷を震え上がらせる連続殺人によって人々の生活を恐怖のドン底に陥れていた。
殺人現場で手足の無い遺体を見た刑事は25年前にドイツを震撼させた殺人鬼カール・ザ・ブッチャーの手口と酷知している事からドイツのハンブルク出身の探偵と共に事件の真相に迫るんだが?
ジャギマスクさんの往復斬撃可愛い❤️
完全に元あった設定を丸投げしてイタリア風味を全面に押し出したある意味ポンコツリスペクトな悪じきリブートでしたなぁ
イタリアの地でジャギマスクが蘇るっちゅうめちゃウキウキの内容とは裏腹に、マスクにまつわる意味わからん儀式とかどっちかっていうとオカルト色全開でして
取ってつけた様なジャーロなのか、出来の悪いサスペンスなのか謎の探偵ごっこが拍車をかけて悪じきの面白かったところを殺しにきてますな。
まぁそもそも前作が面白かったかと言われれば全然そんな事はないんですが、近所のおばちゃんおじちゃんが小学生の工作の様な武器とかで殺し殺され、ただただゴアと稚拙なストーリーによってカオスと化す馬鹿映画がこのシリーズの一番の持ち味だっただけに、無駄にオシャンティさ上乗せさせられてハッキリ言って僕の好きな馬鹿さは無かったなぁ
終盤辺りでようやくエロとゴアとジャギマスクをここぞとばかりにふんだんに入れてくるんだが面白かったのはそこくらいかな?
ちんこ切り取りゴアくらいがジャギマスクの唯一の見せ場でオラ悲しいずら、
総じておもんなかったけど思い返せばこのシリーズそもそも面白い前提なのが間違っとる思うからこのポンコツさはコレはコレで正解なんや無いかな?と思った次第であります。
ちなみに悪じきの生みの親であるアンドレアス・シュナースは当然のこと、イタリアの巨匠エンツォ・G・カステラッリやルイジ・コッツィとかもカメオ出演してます。