特売小説

青三十二才の特売小説のレビュー・感想・評価

青三十二才(2014年製作の映画)
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おそらくは完成品から多少の編集がされたテレビ放映版を観賞。

ある家族の他愛ないドラマをなんら特徴付けしないままだらだら描いた退屈な作りだな、と印象を持った後、「私は渦の底から」の野本梢監督作だと分かって、改めてもう一度観返したんだけれども。

登場人物同士の関係性に理解の深まるようなエピソードを重ねた上で描けば印象が変わるだろう場面を発見出来るけれども、現状ではそれらはただ流されていっちゃうだけかな、と。

詰まり問題の発生と帰結を同じ場所、家族だから、という一点に求めた上で観客個人の経験に頼る部分が多く、果たして填まらない相手には全く填まるところのない、あたしにゃあ退屈なだけの短編らしい短編でした、と。
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