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羊の木のmanalightsのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.1
終始不穏な雰囲気で
緊張感漂わせながら観ました!

「紙の月」ともまた違った不安要素で

市役所勤めの錦戸くんは県庁おもてなし課ではなく、そもそもなんで月末が担当しなきゃいけなかったんだというとこですが

龍平さんの人柄は
最初からなんか
意図的に努力されて作り出された
「普通」や「日常」に
やっぱり無理が生じてくる感じ。

怖い!

北村一輝は先日観た「今夜ロマンス劇場で」でハンサムさんだったので、ギャップが…笑

市川実日子良かったです〜
この映画に別の軸のスパイスを加えている。
芽が出たのは、
何の木がなるんでしょうか…
増えていくのがまた

怖い。笑

あとはもうやっぱり、
のろろ様。ほんと奇祭です。
トリックに出て来そう。

ラストシーン、
のろろさま〜〜!!てなりました。
海からあげられたのろろ様は
野次馬みーんな見に来てましたけど
あれは見ていいんですか?


それぞれの再生への道のりは
なんか裏があったりしたらやだなあ
(優香とか遺産目当てかと…)
とか思っちゃったけど
また失敗しても受け入れてくれたり
待っててくれるくらい
受け止めてくれる人がいるなら
本当の意味で歩み直せるんじゃないかなと
信じたくなった。
生半可なものではなく、ゆらがないもの。
それがきっと
最後、足りなかったのかな。
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