「100%富裕層向け映画」を謳っており、俗物セレブあるあるでも楽しめるのかしら?いっひっひ。と悪い顔しながら再生したのだが、金持ち要素は少なめというかほとんどなかった。
むしろ割と普遍的な細かすぎて伝わるあるあるがふんだんに披露される。
「初対面におけるどうしたんですか?待ち」「たぶん読んでない文豪を呼び捨てにするときの間」「コミュ症が議論ふっかけるときのタイミングのずれ」「おばさんのチョイスする死語たち(むふふ、くびったけ)」
言語化がめちゃ難しいのだが、これ系の香ばしいのがたくさん出てくる。そんなのを託されたキャスト陣。出演者全員が異常レベルの演技力を発揮している。演技指導もどうやったんだろう?
そんなこんなで何がおかしいのかわかんないが、笑ってしまう作品。あとは、一見意味不明にみえる何人かの言動にも基本的に異常性はなかったりするし、だいたいが答え合わせしてくれるので、行動原理を想像する訓練にもなるなーとも。
いいから早よ帰れや!って多分10回は思った。