パピヨン

ひばり・チエミの弥次喜多道中のパピヨンのレビュー・感想・評価

3.9
“女優:美空ひばり”には興味があります。歌唱力のあるアーティストは、素晴らしい表現者ですよね。東映の看板女優であった1960年代は、ヒット映画ヒット曲の量産時代で、どんなスケジュールで活躍を続けていたのやら?
本作品の沢島忠監督は、美空ひばりとは家族ぐるみの付き合いで、信頼も厚く映画に止まらず舞台の演出も多数手掛けていたらしいです。
お君(美空ひばり)と、おとし(江利チエミ)は芝居小屋の下足番。仕事の合間の誰もいない舞台で歌ったり、踊ったりの“歌って踊れる”下足番コンビ。ここだけで観る価値あり。ある日、南町奉行所の捕物に絡んでクビに。お君が弥次さん、おとしが喜多さんと男に扮して旅に出ることに。奉行所の役人秋月七之丞(東千代之介)への恋心含みのドタバタミュージカルが展開されます。
音楽の米山正夫は美空ひばりで手掛けた楽曲で、この手の映画もお手の物とわかります。
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