ゼロ

ゲット・アウトのゼロのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
5.0
なにかがおかしい。

ポスターを観ると、ホラー系かな?と思ったのですが、観てみると不気味系でした。上映時間が103分と短いながらも、中身は凝縮されており、最後まで楽しく観ることができました。

あらすじとしては、クリス・ワシントンは恋人であるローズの実家に挨拶へ行くことになった。ローズ家は、クリスの懸念していた黒人については、気にもしておらず、寧ろ黒人賛歌をしているようにも思えた。夜に一服をするために、家の外にいると、ウォルターが家の周りを全力疾走していた。ジョージナに至っては窓を凝視していた。これはおかしいと思うクリスだったが…。

まず、白人と黒人を題材とテーマ的に攻め、前半で視聴者に違和感を抱かせる。その違和感を抱えたまま、中盤から物語が展開し、終盤まで駆け抜けていった印象があります。

あまり期待せずに観たのもありますが、面白く感じました。なぜ、白人が黒人を称賛していたのか?を考えると、やはり人は相手を褒めるという事は、裏があるんだなと感じます。

またクリスの友達のロッド・ウィリアムスがいいキャラクタをしています。黒人の警察官で、キャラクターが立っていたのも印象的です。

短いながらも、驚きのある作品でした。
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