つっつー

gifted/ギフテッドのつっつーのネタバレレビュー・内容・結末

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

お父さんは金言をよく言うなぁ。
メアリーの学問に於ける天才ぶりは難問解くシーン沢山あるからすごくわかりやすいけど、フランクも言葉の端々から知性がにじみ出てる。自分の過ちをただ謝るだけじゃなく、人間というのは感情が高ぶってる時は心にもない言葉を吐き出してしまう性癖を誰しも持っているということを、メアリー自身の経験を思い出させて理解してもらうの良い。『マイレージ、マイライフ』の結婚説得シーンみたいに、過去の自分を思い返してもらって相手に納得してもらうってシーンは自分のツボだなぁ。
あと病院で出産を喜ぶ家族をメアリーに見せるところも好き。言葉で言っても伝わらないだろうから実際に見てもらおうっていう単純明快さが気持ちいい。涙腺が緩んだ。

途中まではイヴリンの言い分もよく分かるなぁと思ってたけど、10億分の1の才能の責任どうたら言い出した時点で圧倒的にフランクに傾いた。
アルバムにフランクの写真なくて、愛情を受けなかったであろうフランクがメアリーにあんなにも愛情を注いでるってのがまた感動する。自殺を止められたかもしれないという後悔もあって、フランクのキャラは本当にツボすぎる。

メアリーに動物園褒められたあの少年いたけど、あんな風にされたら惚れちゃうよなぁ。芸術の才能を伸ばした少年が数年後メアリーに再会していい感じになってほしい。