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ドラキュラ血の味のkazu1961のレビュー・感想・評価

ドラキュラ血の味(1970年製作の映画)
3.2
▪️JP Title :「ドラキュラ血の味」
Original :「Taste the Blood of Dracula」
▪️First Release Year : 1971
▪️JP Release Date : 1971/08/28
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-591 再鑑賞
🕰Running Time : 95分
▪️Director : ピーター・サスディ
▪️Writer : ジョン・エルダー
▪️MusicD : ジェームズ・バーナード
▪️Cast. : クリストファー・リー、ジェフリー・キーン、グウェン・ワトフォード、リンダ・ヘイドン、ラルフ・ベーツ
▪️My Review
東宝特撮シリーズから始まった“怪奇ホラー”作品の再鑑賞も、ユニヴァーサル怪奇ホラーを経て、ハマーフィルム怪奇ホラーと、本作で所有しているDVDの再鑑賞が終了です。透明人間、マミー、ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男、ゴーゴンなど多くのモンスターを再鑑賞しました。レビューお付き合いありがとうございます。少しの間はモンスターから離れたいですね!!

本作のプロローグは、前作ラストのフィルムをそのまま用いたシーンから。前作 『帰って来たドラキュラ 」』の続編で、そのドラキュラが滅びる印象的なシーンから始まります。
本作、テーマは善と悪、光と闇といった背反する事象を取り上げた作品です。ストーリーもよく練られていて、テンポが非常によく、登場人物が多いほうですが、わかりやすい構成になっています。
怪奇ホラーとしても、ショッキングな殺人シーンや、上記のドラキュラ伯爵の復活の儀式のシーンなど、非常に味わいのあるシーンが散りばめられていて見応えがあります。
流れる音楽も、いつものハマー作品のバーナード調ですが、比較的抒情的で、シーンを邪魔しないような効果的なスコアに仕上がっています。
俳優陣も、多くのベテランが演じるためとても安定感があり、本作でもドラキュラ伯爵を演じるクリストファー・リー(名優クリストファー・リーのドラキュラ伯爵シリーズ第4弾!)は、台詞も少なめですが余裕の演技で魅せてくれています(でもやはり赤い眼は怖い!!)。
数あるドラキュラ作品の中でも、娼婦のヌードシーンや最も官能的な吸血シーンが観れるのも本作ですね。

物語は。。。
ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)の弟子、コートレイ卿(ラルフ・ベーツ)は伯爵を蘇らせるためにウィリアム(ジェフリー・キーン)を始めとする三人の町の有力者と取引し、伯爵の形見を買い取らせ、儀式に挑みました。しかし、その儀式の最中にコートレイ卿が苦しみ出すと、三人はあまりの恐ろしさに彼を殺害し、逃走してしまいます。そして奇しくも殺されたコートレイ卿の血が地下に眠るドラキュラ伯爵を蘇らせ、伯爵は弟子のために復讐を誓うのでした。それも有力者三人の子供たちに彼らを殺させるという計画で。。。

▪️Overview
惨死をとげたドラキュラ伯爵が、隠れたる弟子の手によって甦り、恐ろしい形相で惨劇を引き起こしていく“ドラキュラ”シリーズ。製作はアイダ・ヤング、監督はピーター・サスディ、脚本はジョン・エルダー、撮影はアーサー・グラント、音楽はジェームズ・バーナード、監修はクリス・バーンズがそれぞれ担当。出演は「帰ってきたドラキュラ」「マジック・クリスチャン」のクリストファー・リー、リンダ・ヘイドン、ジョフリー・キーン、「クレオパトラ(1963)」のグエン・ワトフォード、ピーター・サリス、イスラ・ブレア、ジョン・カーソン、マーティン・ジャービス、アンソニー・コーラン、ラルフ・ベーツなど。(引用:映画. com)
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