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ナミヤ雑貨店の奇蹟のPikKaのレビュー・感想・評価

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)
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東野圭吾作品が好きで小説も殆ど読んでいて、これが映像化されたらどうなるんだろうと不安と期待半分で鑑賞。

原作は大人のためのファンタジーな世界観の中で、最初はまったく繋がりがなさそうに思えた関係性やエピソードたちが少しずつ交差していく過程に鳥肌が立っていき、巡り巡って戻ってきて最後に大きく纏まる(繋がる)展開に心が震えてあたたかくなって。

映像化では時空を超えたファンタジーな世界観を視覚化することで、より具体的に分かりやすくなる面もあるけれど、それ故に原作では出ていた空気感や雰囲気などがどうしても薄れているような気がして…
この人物のエピソードは原作のほうが分かりやすいな、というところもあり。

文字のみの原作を先に読むと
どうしても最初にイメージしたもので固定化されてしまうので仕方ないということもあるから、こればかりは個人の好みや感じ方に左右されてしまうけれども。
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