このレビューはネタバレを含みます
少年の不遇な生い立ち、親友である犬、冒険、出会いと葛藤、そして感動と、ファミリー映画としては完璧とも言える要素の組み合わせ。
ただ、あまりにもそれがあざと過ぎるように感じ、また、盛り込み過ぎて全てが散漫になった印象。
狙った鑑賞対象に合わせ、戦争の傷や、生い立ちの複雑さから来る、父親との関係の重さは割とサラっと流してあるが、好みで言えばこの部分をしっかり描いて欲しい。
また軽めのインディ・ジョーンズ的な洞窟探検も同様で、いかにも子供向けという感じで醒めてしまう。
制作意図は理解出来るので、見当違いな不満ではあるが。