製作陣から伝わるサービス満載の演出。

良かった点。

・観客を意識した演出
・軽いノリとコミカル
・テンポを崩した演出

悪かった点。

・悪役の設定が微妙
・ラストが迫力不足
・ストーリーが凡庸

西遊記をモチーフにした作品。
西遊記は中国に限らず日本も。
とにかく、使い古されたネタ。

本作はワザと外した構成である。
三蔵法師一行は引き立て役です。
これがコミカルさを出している。

観客を楽しませようとする意気込み。
これが本作からずっと伝わってくる。
その意気込みだけでも高く評価する。
映画は観る人たちの為にあるモノだ。
決して作る側の満足ではありません。

こういう挑戦的な作品は嫌いじゃない。
敢えて使い古されたネタを使っている。
それで少しズラした展開は面白いです。

ただ、悪役の設定が雑に感じた。
そのせいでラストが迫力不足に。
もう少し練るべきだったと思う。
そうすればもっと楽しめたはず。

それにストーリーも捻りがありません。
観ている側を意識した内容のせいかも。
難しい事をせずにストレートな展開に。
その結果、全体的に内容が薄くなった。

しかし、こういう意気込みは大切。
ビジネスライクな映画とは正反対。
何より下ネタに走っていないです。
安易な下ネタほど寒いモノはない。

映画は観ている側を楽しませてこそ意味がある。

ジョシュア・イ・シャオシンの待望の新作ー！

私はこの日を待ちに待っていました。

世間はローグワンだのバイオハザードと騒いでおりますが、ジョシュア・イ・シャオシンのことを忘れすぎではないか？！












とか、言ってみたかっただけ(๑˃̵ᴗ˂̵)

出演者含めNice to meet you！
みんな誰ですかー！


まず、本編開始前のマナー注意喚起の映像にテンションがぶち上がりました。



イップマンのドニーさん出てきました！！！
木人椿を叩きながら、携帯の電源切ってね！って！

来年イップマンやるのね！！

イヤッホーイ！と最高の前説で始まった本作。

続編か？と思うほど突然物語ははじまり、ハイテンポでベタなギャグが炸裂！
そして、ワイヤーアクションとCGと、とにかく明るい映画した！

西遊記ってのはよっぽど中国には馴染みがあるようでキャラクターの説明、彼らの目的とかねいちいち言いませんよ。

主人公が孫悟空じゃないせいかな？

妖魔大戦だから妖怪対妖怪のお話しよ。
朝の戦隊ヒーローもんみたいなもんよ。

ファーストワイヤーアクションのあと、余りにも予定調和すぎて、

私は寝てもうたわ。

1番の見どころのラスボス対決んとこだけスッポリzzz

でも、ほんとギャグが炸裂してて面白いのよ。

突然カラオケ映像が流れたり、白いフワッフワの子犬が活躍したり。そう、私のアイコンみたいなワンコ♪
子犬はあざとすぎるけど、可愛くて仕方がなかったわよ。

エンドロールのNG集が全てよ。
めちゃくちゃ楽しそうな現場よ。

とにかく明るい作品だったわ(๑˃̵ᴗ˂̵)

日本、欧米以外のvfxを劇場で見たかったから私はそれだけで満足よ。

公式ホームページもないフィルマークスさんもジャケ写載せない（載せられない？）ぐらいだから、誰にもオススメしません。

コメディータッチの西遊記。

この邦題とポスターが合っていない。
ゆるふわ西遊記。くらいがちょうど良い。

こんなに孫悟空がしっかり者に見えたのは初めて。しかも湘南にいそうな感じも新しい。
へっぽこ三蔵法師も好き。

エンドロールのあの感じも含めて楽しめた。