あやぴょこ映画ドラマアニメ好き

犬ヶ島のあやぴょこ映画ドラマアニメ好きのネタバレレビュー・内容・結末

犬ヶ島(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

圧巻のストップモーション技術を魅せてくれたのは、ファンタスティック Mr.FOXと同監督で、ウェス・アンダーソンというお方。
独特すぎるデフォルメ日本が舞台🗾終始付きまとう濃厚な違和感はさておき、映像美がとにかく素晴らしく、ストーリーがまだいまいち理解できていない序盤から、あっという間に引き込まれちゃいました👀

ストーリーは、冒頭の歴史語りで、あ、苦手なやつだって一瞬思ったけれど🤣(歴史嫌いじゃないけど苦手💦)、落ち着いて聞いていれば、案外わかりやすかったです。
あの仰々しさはあくまで掴みであり…
気づいたのですが、ゆる〜くでも、深堀りしても楽しめるような作りになっていて、歴史の説明などもしっかり追っていれば、市長の血筋と反対派(犬派)の長く続く因縁なんかも知れてより深く味わえるのかなぁと思いました。→大人向けの見方
わたしはなんとなぁく基本のストーリー(↓に書きます)だけ追って観ていたけど、十分楽しめましたよ〜→子供向けの見方(笑)

「基本のストーリー」に関しては単純明快で、ドッグ病(犬インフルエンザ)とスナウト病(風邪の類らしい)の流行で、ゴミ処理用の島に追放されることになった犬たちを、愛犬を探しに来た少年と、特効薬を開発した科学者たちが共同で救うというもの。

ちなみに、12歳がヒコーキの操縦も修理も、犬の手術もできちゃうんだけど、コメディコメディしていなくて淡々と行われていたのが、逆にシュールで面白かった(笑)

基本的には大人が観ることで味わい深い、感じるところの多い作品になっているとは思います。
可愛い(ちょっとコワい(笑))映像の裏に、移民、人種差別、動物虐待、ジェノサイドなど、考えさせられる要素も色々とあるので。

でもでも、そんな深読みさえしなければ、子供も楽しく観られそうな作品です。
少年と犬たちの、島での冒険、例えばゴミ処理装置内部の冒険なんて、ワクワクドキドキ、子供心全開で楽しみました🎶

わんちゃんたちが、とにかく愛らしかったなぁ。
感動して(喜んで)おめめをうるうるさせたり、アタリと信頼度が深まるほどに従順になっていく様子が、たまらなく愛おしかった😆
わんちゃんたちの外見も、すごく可愛くてリアルで、パペットでここまで表現できるんだぁと感動しきりでした✨
動きもまたリアルで滑らかで、ストップモーションすごー!!ってなりました😆
ウェス・アンダーソン監督の他の作品も観てみたいなぁと思いました🎶