爪師真央

ラベンダー 妖精の歌の爪師真央のレビュー・感想・評価

ラベンダー 妖精の歌(2016年製作の映画)
4.8
スティーブンキングのファンタジーホラー要素ありなサスペンス

あらすじで大体予想も出来たし序盤で犯人は解ってしまったけど個人的な生い立ちに通ずる内容だったので最後まで心拍数上がりながら見切った

カメラワークが素晴らしく
情景描写が美しく
特に静止演出とスローモーションが凄い

⚠️【以下ネタバレ】↓↓↓

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ショッキングな記憶は自己防衛本能なのか封じ込められやすいのは事実

思い出そうとしても断片的な五感の記憶が混乱して塗り替えられたりすり替わってたり真実と向き合おうとすればする程、体が拒否反応を起こし不具合が発生したり自己嫌悪に陥ったり自分のせいだと自分を責めるようになったり、周りには自分が異常者の目で見られる

オルゴール箱の鍵を開けるように最後のピースを見つけた瞬間、全てが繋がり鮮明に記憶が蘇る感じ、同じ経験をしただけにとても理解できた

精神科医の幻覚に関しては読めなかった
カウンセリングのシーンも神経衰弱もまさか実際に居なくて一人やったとは…

時効がないなら呪いの恐怖を与えるより警察に突き出して欲しかった