このレビューはネタバレを含みます
A24制作
WOWOW録画視聴
ブライアン・デ・パルマ監督へのインタビュー形式で、過去の作品のあれこれを振り返る。
「キャリー」のシシー・スペイセクがその前の作品で美術で参加していたが、オーディションで選ばれたとか(シシー・スペイセクの自伝があれば、美術担当の裏方から、出演者へ挑戦することになった経緯を知りたい)。
シャワーのシーンで皆が裸になるのを嫌がったがシシーが脱いだから皆脱いだとか、やたら、女性を裸にするのが好きなんだなぁ…と。
(あまりにも嫌がるから?)成人向け映画に多く出演していた女優を使ったりしたとか…。映画会社サイドは反対したが、彼女しかオーディションに来なかったとか…。
あと一緒に作品を作るのが飽きたから離婚とか…。
女性団体から苦情が来たこともあるというのは納得!
字幕では著名な整形外科医の父とあったがプラスティックサージュリーと聞こえたから、美容整形外科医なんだろうね。
金銭的に恵まれた家庭に育ったが、相手を傷つける事に無頓着な一家だったそう。兄が繊細でよく監督が守っていたそうだが、子供の言うことなんて気にもかけてもらえなかったとか。
父親の愛人との密会シーンネタは映画で使ったそう。
ベトナムの徴兵逃れの理由が当時、ゲイで共産主義者だったからとか…。同年代のアメリカ人たちはどう感じたのかな…。
監督は30-50代に作った作品が一番良いと。
自分もそんな気がする。
名監督と呼ばれていても晩年の作品を観ると、???となっていたから。
お蔵入りになる映画の方が圧倒的に多いそう。
未上映作品の中に良い作品が眠っていたり、なんでこんなのを上映したの?というのもあるのが、なんとなくわかった気もする。
名場面は知ってはいたが、タイトルと内容が一致していなくて、あー!そういうタイトルだっけね!となったのばかりだった。
監督業は身体が丈夫じゃないとできない仕事なので歩けなくなったら、辞めるというのが心に残った。