いちじく

サラリーマン・バトル・ロワイアルのいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

コロンビア郊外にある会社のビルが封鎖され、社内で生き残りをかけて殺しあいを強要される会社員達。クビに爆弾チップを埋め込まれていて拒否することはできない。
監視者達の要求通りに社員を殺そうと主張する人間と、なにかしらの方法を見つけ出して皆で生き残ろうと主張する人間の諍いが起こり、結局殺しあいが始まる。
モロコシ人形を買ったマイク(ジョン・ギャラガー・Jr.)だけが生き残り、死体から集めた爆弾チップを使って武装集団を倒す。
解放感に浸るマイクだが第1ステージに過ぎなかった。


これまでも数多く映像化されてきたバトル・ロワイアルものだけど、この映画じゃなければ見れないオリジナル要素は見当たらず。人命優先熱血漢VS利己的な合理主義者というテンプレな争いに。
終盤、頑張って生き残ってた人達があっさり雑に殺される。「雑にいっぱい殺せば一部の観客は喜ぶんでしょ?」と思われているようで、ちょっと嫌でちょっと喜んだ。

ビルの封鎖のされ方で『ゼット・ブル』を思い出す。社内で葉っぱやってたりする社員達の勤労意欲も似ている。

お気に入りはノリス(トニー・ゴールドウィン)。木下浩之さんの吹き替えが好きなだけかも。
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