じわりと怖かった韓国スリラー
新安塩田奴隷事件という実在の事件を基にした映画でして、ほぼ全編に渡ってPOV視点で描かれていた韓国ではちょっと珍しい映画でした。
個人的には塩田で働いていたカメラ大好きおじさんが印象的でとてもホッコリする一方で塩田を営む社長一家が従業員にやった暴力の痛々しい記録はとても生々しく、特に暴力のせいで家に籠りきりの元従業員のチョン氏にとっては今後も傷が痛々しく残ってそうな。
POVですが、途中でPOVじゃないところが挿入されていたのでイ記者とソンフンのパートではPOVを貫いて欲しかったのですが、イ記者とソンフンのパートが終わって以降の衝撃のラストは特に怖く、イ記者とソンフンがカメラを止めたあと、まさかあの人が犯人であんなことが起きていたとは・・・
犯人役は別の映画でも悪役を演じていましたが、やはりこの人の怪演がヤバイなぁと言わざるを得ませんね。
