マオニー

軍旗はためく下にのマオニーのレビュー・感想・評価

軍旗はためく下に(1972年製作の映画)
3.9
戦争物って、その最中を描いた物や、英雄の話が多い気がするんだけど、これは戦死した夫が国に弔われなかった奥さんの悲しい話。家族が亡くなった事自体が悲しいってか生きていけないぐらいなのにさ、弔われないってのは遺族はもう。
焦点の当てどころが凄いと思ったし知れて良かった。形は違えど、こういう人達が沢山いると思うと胸が苦しい。内容が重いだけに作品の時間が短く見やすくて助かった。
事情はあれど煮え切らない思いが残ると共に、戦争の悲惨さ、今の世の中が如何に幸せで溢れているかという事を考え直させられる作品だった。
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