ざきを

エクスペンダブルズ ニューブラッドのざきをのレビュー・感想・評価

3.6
待望の新作での消耗品軍団は、核を用いて第三次世界大戦を勃発させようと目論む悪の組織に挑む!

CGの粗さとか、ストーリーがどうのこうのってのはこの映画には野暮ですよ!
爆破と銃撃とメリケンサック。筋肉と爆破の暴力と迫力に全振りした103分を楽しむべき!

でも…どこか物足りないと感じる自分が…
豪華俳優が減り、スタローンもいい歳になり出演時間減少。世代交代ということもありステイサムが大活躍、というかほぼステイサム格闘映画になってしまった感はある。イコウワイスとトニージャーの格闘が個人的に見たかったなぁとか、考えればいくつかあるけど、多分物足りなさの核心はそこじゃない…

なんだ…と帰りに車を運転している時に、自分のパーカー裾から見える腕を見て気づいた。腕だ、腕が輝いてなかった。と。
この映画筋肉と汗が足りなかった。腕まくりしている前腕の汗による輝きの美しさが、タンクトップによる筋肉の煌めきが足りなかったのだと気づいた。
爆破の迫力で伝わる炎の熱。そこで戦う汗臭さ、男臭さが足りなかったんだ。
そう思うとこの映画の物足りなさが腑に落ちた。

なんでこんなに爆破と格闘があるのに物足りない体になってしまったのだろうか…贅沢な体になってしまったものです…
ざきを

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