J.T.リロイについては名前を聞いたことがある程度で鑑賞したドキュメンタリィ
アーシア・アルジェント監督『サラ、いつわりの祈り』
クリステン・スチュワート主演『ふたりのJ.T.リロイ』
も未見
なのでサラリと観たら、解離性同一性障害の女性が書いた本が売れたけど自分に自信がないから代役立てて表舞台で色々やったらバレた、ってくらいに思える。
けれど、実際はとても複雑で、悲惨な子供時代に歪んでしまったモノを必死で埋めているように感じた。
とはいえ、これはローラ側の視点なので、真実と決めつけることは出来ないけれど。
ある日、ローラ・アルバートが自殺ホットラインに電話してからが始まり。
そこで少年"ターミネーター"として会話し、医師からの勧めで思いを書き出していく内に、少年J.T.リロイが確立していった。
ジェレマイア・ターミネーター・リロイ。
14歳の娼婦サラから生まれた男娼として。
本が売れ、映画化等表舞台の仕事の為、ローラは彼氏の妹サバンナをリロイに仕立てあげた。
リロイは売れに売れ、雑誌や映画や音楽に引っ張りだことなるが……
フィクションて書いてあるし、ペンネームだし!
という理屈も分かるが、まあ関わった人々は驚きますよね。
ローラはリロイの人格で話して書くけれど、解離性同一性障害ではないとのこと。
自分で人格をコントロール出来るから。
本作でも理路整然と話していて、特におかしな感じもしなかった。
が、そんな彼女?彼?の生い立ちやら何やらなんて、私はあまり気にならないですw
生み出された言葉がとてもユニークで刺激的だったから!
老若男女どんな人間が何を書こうと、もう本になっているならそれはそれ、もう著者からは離れているモノと思うし。
てなわけで、今さらながら著者2作ポチ♪
日本語訳されてしまうと、いまいち本当の意味が伝わってこないけれど、英語分からんのだから仕方ない(笑)
届くの楽しみです(*‘ω‘ *)