ノットステア

点のノットステアのレビュー・感想・評価

(1940年製作の映画)
3.5
○感想
赤い背景。彩度が高すぎない赤で目に優しい。
そこにブッとかブォンとかいう電子音とともに現れるのがこれも彩度が高すぎない青。点とか点の集合とか。線のような形やバツ印みたいなときもある。青は現れては消え、現れては消え。音が気持ちいい。

ストーリーはない。



○武蔵野美術大学 美術館·図書館イメージライブラリー映像作品データベース
ノーマン・マクラレン
経歴
NFB(カナダ国立映画制作庁)を世界でも有数のアート・アニメーション・センターに育て上げた実験アニメーションのパイオニア。1932年にグラスゴーの芸術学校に入学。エイゼンシュテインやフィッシンガーなどの映画に出会い、音楽の視覚化を実現する手段として映画に目覚めた。大学在籍中に制作した実験映画がドキュメンタリー作家のJ.グリアスンの目にとまり、グリアスンが勤めるロンドンの郵政局映画部に勧誘される。1939年にニューヨークに移住し、フリーの作家として活動を始める。1941年、NFBに開設されたアニメーションスタジオに参加し、NFBにおける実験アニメーションの基礎を築く。1987年にモントリオールで亡くなるまでに監督として70作品以上を制作し、世界で200以上の賞を受賞した。死後も様々な研究本が発表され、映画祭、展示会が開かれるなど、世界的にたたえられている。
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