ノッチ

ボルケーノ・スパイダー/ラバランチュラ 2のノッチのレビュー・感想・評価

3.0
フロリダ州マイアミで、突然火山活動が発生。

火山弾から出現したのは、溶岩を吐く巨大な蜘蛛。

ロスを救い英雄になったB級映画スターのコルトンは、マイアミでパニックに巻きこまれた娘を救出するため、再びモンスターに戦いを挑むことになるのだった…。

『ポリスアカデミー』のメンバーが集結したモンスターパニック、『ラバランチュラ 全員出動!』の続編。

これ、セル版は普通に『ラバランチュラ2』となってますが、なぜかレンタル版は『ボルケーノ・スパイダー』という邦題に変えられてるんですね。

なんでそんなややこしいことをするのか。

あと、前作は吹き替えあったのになんで今作は無いの?

この手の映画は、吹き替えのが面白いのに(;´д`)

それはともかく、もちろん話は繋がっているので、これを見る前に前作の視聴はほぼ必須と言えるでしょう。

一応前作品を知らなくても理解は可能ですが、前作品を見ていたほうがはるかに理解は深い。

今回もメインキャストには、懐かしの『ポリスアカデミー』メンバーが再集結。

コルトン役には、スティーブ・グッデンバーグ、相棒のマーティ役にはマイケル・ウインスロー、テディー役にはマリソン・ラムジーが、いずれも元気な姿を見せてくれます。

しかし、B級パニック映画としては高水準に達しているとは思うんですが、いかんせん前作が面白すぎたせいでどうしてもパワーダウンを感じてしまう結果に……。

いまいちノリ切れていないように見える。

本作はアサイラムではなく別の映画製作会社になったので、幾分か大人しくなってしまった印象。

やはりここは最後までぶっ飛んでないと、『シャークネード』には負けてしまうと感じました。

内容としては、前作で息子を助けに行ったのが娘に代わっただけで、大筋としては全く同じ。

娘側の行動も前作での息子のものとほぼ一緒。

舞台が変わっただけでやってることは全く変わらない。

新しい要素はラバランチュラがちょっと進化したくらい。

今回の見所キャストは、ラバランチュラ退治の指揮を執る軍の大佐役のマーティン・コブです。

な、なつかしい…。

『ランボー/怒りの脱出』でスタローンにぶっ飛ばされた80年代の悪役役者です。

また、奥さんや息子の友人女子などキレイどころがいた前作ですが、今回は義理の娘レイヤがヒロイン枠。

でも…正直微妙。

レイヤの友人の方が可愛いかったわ。

しかしながら、相変わらず話のテンポが良いので飽きずに視聴できることと、ラストバトルが凄い盛り上がります。

今作も話のテンポの良さはガッツリ健在でありました。

前作以上のサイズと強さを誇るクモの前には軍の戦闘機もお手上げ状態でしたが、そこはさすがコルトンなので見てのお楽しみ。

ちなみに名前は、前作では「ママランチュラ」。

今作では更に巨大なので、「ガルガンチュランチュラ」と命名。

長いよ!読みにくいし…。

総評として、B級パニック映画としてはなかなか面白いし、充分良作だと思います。

この作品を見るなら、前作を見た上で視聴してから見てくださいね。

あと、特に続編への伏線は無しでした。

『シャークネード』とは違って、これで打ち止めですかね?
ノッチ

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