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トプシー・ターヴィーのばあばちゃんのレビュー・感想・評価

トプシー・ターヴィー(1999年製作の映画)
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喜歌劇の作家・作曲家コンビ、ギルバートとサリヴァンが、喜歌劇『ミカド』を成功させるまでの舞台裏で起こる様々な人間模様を描く。

1884年、ロンドン。それまで数々の人気喜歌劇を手掛けてきたギルバートとサリヴァンだったが期待の最新作は“マンネリ”と厳しい評価を受けてしまう。サリヴァンはもう喜歌劇の作曲に情熱を失い、芸術性の高い正歌劇へ志向しコンビは解散の危機に陥る。サリヴァンを何とか引き留めたいギルバートではあったが、彼もまた自らの創作活動に行き詰まりを感じていた。そんなある日、ギルバートは妻の執拗な誘いに負け、当時万博で大評判を呼んでいた日本展に足を運ぶ。彼はそこでこれまでに見たこともない異質な文化に触れ、『ミカド』の着想を得るのだった。

トプシー・ターヴィー(Topsy-Turvy)は、めちゃくちゃ、混乱の意味らしい。

アカデミー賞で脚本賞をはじめ4部門にノミネートされ、各映画賞で高い評価を受けた。

日本では劇場未公開のまま、2004年にNHK-BSで初紹介。