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トプシー・ターヴィーのnoborushのレビュー・感想・評価

トプシー・ターヴィー(1999年製作の映画)
2.5
トプシー・ターヴィー 1999年作品
原題 TOPSY-TURVY
5/10
マイク・リー監督脚本
ジム・ブロードベントアラン・コーデュナー
ティモシー・スポール レスリー・マンヴィル ロン・クック ウェンディ・ノッティンガム
ケヴィン・マクキッド  エレノア・デヴィッド デクスター・フレッチャー
マーティン・サヴェッジ
1884年ロンドン。脚本家ウィリアム・S・ギルバート(ブロードベント)と作曲家アーサー・サリヴァン(コーデュナー)は
イギリスのサヴォイ劇場を拠点として人気歌劇を作ってきたが、マンネリになりサリヴァンはやめようとしていた。
そんななかロンドンのナイツブリッジで日本の風俗文物を見世物とした日本展(ジャパン・ビレッジ)が人気を博し、
イギリスでは空前の日本ブームが起きていて、それを観たギルバートは『ミカド』を創作し、サリヴァンも作曲し、
成功を収める。
『ミカド』誕生の物語なのだけれど、日本人からしたらなんだかバカにされているような気がする。
なので観ていて『ミカド』自体が成功した歌劇にみえないという問題が日本人としては持ってしまう。
またマイク・リー監督の持ち味は現代を舞台に役者が自然に振る舞うリアル感にあると思うのだけれど、
「ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺」もそうなのだが、時代物になると、途端に役者達が
窮屈で精彩を欠いてしまう。
ジム・ブロードベント ティモシー・スポール レスリー・マンヴィルらマイク・リー作品に欠かせない
名優がいっぱいいても結果は同じ。
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