芥川龍之介の短編「藪の中」の映画化。
内容が食い違う山賊、貴族女性、供回りの侍の発言。
その話を語る男達も怪しく思えてくる不思議。
約90分の中に、脚本・撮影・演出など多岐に渡り色々な試みをしていることに驚く。
ベネチアで“獅子の中の獅子”という評価も納得の一本。
終映後、春日太一氏(映画史・時代劇研究家)によるトークショー。
脚本家:橋本忍の意外な一面(?)が垣間見える内容で、約1時間楽しく聴けた。
「脚本家は決して崇高な志で書いているとは限らない」という趣旨の発言をされていたというのが印象的。
監督:宮崎駿、脚本:橋本忍で一本観てみたかったなあ(笑)