えいがんご

羅生門のえいがんごのネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ある侍が殺された事件を巡って、人間の醜さが描かれる。
侍の殺人事件に関わる登場人物は全員嘘つきであったり、エゴイストであったり、事件を目撃した農民さえ、醜い一面を隠していたり、一貫して人間の浅ましさを強調する。

結局、人間とは嘘つきで浅ましい、"底の見える"生き物であるのだ。浅ましいから、底が見え透いているからこそ、そこに人間の本当の信頼関係というのは生まれるのではないだろうか、ラストシーンからそう感じ取れた。

世界で評価される理由がわかった。