巨大ロボットの活躍を描いたテレビアニメ”マジンガーZ”の劇場版。
原作は永井豪のコミック。
TVシリーズの最終話から10年後が舞台。
現役を退いた巨大ロボット・マジンガーZの元パイロットの兜甲児は科学者として活躍していた。そんな折、アメリカ合衆国テキサスプラントが機械獣に襲撃され、それを撃退するために出撃した巨大ロボットのグレートマジンガーは敗れて行方不明になってしまう。
それから6か月後、富士山麓の新光子力研究所フジプラント建設現場が機械獣に襲われ、兜甲児はマジンガーZで出撃する…
「空にそびえる くろがねの城 スーパーロボット マジンガーＺ ♬」の水木一郎のオープニングテーマ曲が流れるだけでワクワクです。
マジンガーZはもとよりTVシリーズで登場した様々な機械獣やキャラクターが沢山登場して懐かしい。
一方で、従来のデザインを修正して描かれた本作のマジンガーZはパネルの組み合わせでできていてスマートさが失われ、好き嫌いが別れるかも。
そんなマジンガーZと宿敵である無数の機械獣とのバトルシーンがテンポよく繰り広げられ、まさにお祭りです。
レギュラーヒロインの弓さやかと炎ジュンに加えて、永井豪らしい4人組のグラマー美女ユニットの統合軍所属アイドル・マジンガールズや美少女アンドロイド・リサも登場して華やかです。
子供のエネルギー節電や「この世は存在に値しますか？」などの問いかけもあり、さりげなくメッセージも流します。
とはいえ最後はユーモアを交えたロマンスで締めくくるのが永井豪作品らしい。
大勢の前でのプロポーズの言葉は「さやか 子供を作ろう！」
2023.5 BS12で鑑賞（日曜アニメ劇場）
