むらむら

ゾンビ・ホロコーストのむらむらのレビュー・感想・評価

ゾンビ・ホロコースト(2014年製作の映画)
5.0
PS4で「THE LAST OF US 2」を始める前にゾンビ映画で気持ちを盛り上げようと気楽に鑑賞。

ゾンビ映画を撮っていたら、本物のゾンビに襲われた……という偶然にもどこかで聞いたような設定。

ゾンビ映画はモテないヲタク(含む俺)が現実逃避するためにあると確信している俺にとっては、最高に素晴らしい映画。

最初のシーンで、小屋の中に逃げ込んだセクシー巨乳美女を襲うゾンビ。両手を突き出して迫ってくるゾンビは、明らかに美女を襲うのではなく、オッパイタッチを狙っている。最高じゃない?

コレ以降も、マッチョなAV男優。村西とおるを彷彿とさせる映画狂の映画監督。全米ライフル協会をパロったようなイキリ野郎。そして、我らが主人公、若ハゲメガネの脚本家志望AD(ハーレイ・ネヴィル)などなど、オタクが喜びそうな連中が大挙して出演し、ゾンビ映画あるあるを繰り出してくれる。主人公が、全くモテなそうな感じも最高。よく俺らのことを分かってるじゃねーか。

この映画、ニュージーランドの人口13万人の地方都市・ダニーデンで撮影されている。地元の人が大勢出演しているらしく、いわば町おこしで映画を撮ったようなもんらしい。お金も地元から掻き集めたということで、完成までには色々と苦労もあっただろうことが容易に推測できる。途中、まさに監督やスタッフの心の叫びみたいな台詞もあり、彼らの映画愛にちょっとウルっと来てしまった。

伏線もきっちり回収してくれているし、ちょっとした幸せを与えてくれる映画。こないだ観た「新・喜劇王(近いウチに感想を書きます)」みたいに、映画愛に溢れた人の作る作品、俺は無条件で好きになってしまうのです。

これを観て、同じくハーレイ・ネヴィル主演で6月下旬に公開のソファが襲ってくるホラー映画「キラーソファ」も観に行くことに決めた。

おっと、そろそろ12時なので、「THE LAST OF US 2」を始めることにします。ではまた!
むらむら

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