kazu1961

マザー!のkazu1961のレビュー・感想・評価

マザー!(2017年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「マザー!」
ORTitle:「Mother!」
▪️First Release Year : 2017
▪️JP Release Date : 劇場未公開
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-106
🕰Running Time : 115分
▪️Director : ダーレン・アロノフスキー
▪️Writer : ダーレン・アロノフスキー
▪️MusicD : ヨハン・ヨハンソン
▪️Cast : ジェニファー・ローレンス、ハビエル・バルデム、エド・ハリス、ミシェル・ファイファー
▪️Review
最初に観た時、全くそのストーリー展開が何を言いたいのか全く理解できず、映像の残酷さだけが印象に残りました。そして解説やレビュー、監督のインタビューコメントを観て、聖書の創世記を忠実に再現して、そこに世の全てを語ろうとしてることを理解し、再鑑賞に臨みました。。。
これほど評価が真っ二つに分かれている作品も珍しく、監督の凄い才能を賞賛する人もいる一方で、アメリカ公開後の評価シネマスコアで、過去11作品しかない最低評価の「F」だったりして日本公開自体が取りやめになってしまった曰付きの作品です。
監督のダーレン・アロノフスキーは「この映画は一般の観客に向けて作られたわけではなく、ある特定の人たちへ向けたものである」と語っていて、「作品は、聖書を元に構成されていて、どう人間が地球上に誕生したのかを議論するために参考にした。」とし、作品のテーマを、「マザーネイチャーの視点から、寓話という形式で描きたいと思った」と語っています。
再鑑賞では、すべてがメタファーであり、すべてがシンボルであることを前提に、聖書を忠実に描いているんだという思いで臨みました。マザーアース、神、アダム、イブ、カイン、アベル、キリスト、それぞれのメタファーが誰で何を言ってるのかまでは理解できましたが、聖書の知識もそこまで深く無いので本当のメッセージの解釈にまでは辿り着いてはいません。
やはりその激しい映像の印象と難解さから見た人によって、好きか嫌いかが、はっきりと分かれる作品だとは思います。
また、監督のダーレン・アロノフスキーと主演のジェニファー・ローレンスは撮影中に二人が恋人関係になったのも大きな話題でしたね。

物語は。。。
郊外で穏やかな暮らしを送っていた夫婦の家に、謎の男が訪ねてきました。妻はその男に不信感を抱いていましたが、夫は快く迎え入れました。その日から、夫婦の家には代わる代わる訪問者がやってくるようになりました。「このままでは何か良からぬことが起こる」という妻の訴えを真剣に取り上げようとしない夫でしたが、彼女の不安はやがて現実のものとなっていきます。。。

まあ、後年にはカルト映画の名作になってる可能性もあるかも知れませんね。

▪️Overview (映画. comより)
「ブラック・スワン」の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞を受賞した若手実力派のジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコミステリー。郊外の一軒家に暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変。翌日以降も次々と謎の訪問者が現れるが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、受け入れていく。そんな夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせていき、やがてエスカレートしていく訪問者たちの行動によって事件が相次ぐ。そんな中でも妊娠し、やがて出産して母親になった妻だったが、そんな彼女を想像もしない出来事が待ち受ける。
kazu1961

kazu1961