呉といえば「この世界の片隅に」。すずさんが見た高台からの景色と似たような背景をバックに、役所広司と江口洋介が遣り合う。「ヤクザは顔で仕事しとるんや。」という江口の台詞。これだけでもうお腹いっぱい。松坂桃李も魅力的な役者になったよなあ。
役所広司演じる大上が映画後半にかけて実はいい人だとされる描写について賛否分かれるようだが、自分は好き。ノートに添削された文字を観てうっすらと涙。
アウトレイジのような銃器に頼った殺しではなく、肉弾戦中心。豚のう◯こはやり過ぎだが。
昭和60年代生まれなので昭和感はあまり分からないけれども、薄汚れた画面、執務室の煙草、スナックの内装などから昭和感が溢れていたのもgood。