いよら

ワン・デイ 悲しみが消えるまでのいよらのレビュー・感想・評価

3.3
過去鑑賞作。

妻を亡くした男。仕事である保険調査で事故にあって植物状態になった女性に会いにいく。そこで、寝ているはずの彼女が見えて…。

ストーリー展開的には面白いのかなとは、思います。幽体離脱しているミソとガンスのやり取りは面白いし。事故の原因とかも切ないものがあったりもします。




ここから、ちょっとネタバレです。





奥さんを亡くしたことについても、長い間病気のために看病していて、奥さんが病気のせいで変わってしまったのもわかるし、これから自分がどうしていいかもわからない。奥さんが亡くなったことも、悲しかったのか、ホッとしたのか、自分でも分からなくなっていたんじゃないかなと思います。楽しかった思い出までも辛いものに変わってしまったのかな。でもミソと出会ったことでそれが少しずつ変わっていったんだと思いました。
ただ、やはり結末としては、あれでよかったのかな?まぁ確かに亡くなったら悲しいけど、ずっと世話をしていることでの疲弊からは解放されるわけだし。悲しみってずっと続くわけではないから。逆に、世話をして辛い時間が長くなると楽しかった記憶までも薄れてしまうこともあったりするのかな?それから解放するために、ってことなんでしょうか?倫理的にはどうかとは思いますが、それで幸せかは本人のみぞ知る。
あ、ちなみに点滴止めただけで死ぬのかは謎。呼吸器外した方が確実な気はする。それに心停止したのに医者が来ないってどういうことでしょうか?!
といくつか腑に落ちない点もあったりします。

キム・ナムギルはかっこよかったです!
いよら

いよら