ユナマリア

勝手にふるえてろのユナマリアのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
5.0
■2回目(2024/5/1)
ブルーレイを購入して改めて鑑賞。

久しぶりに鑑賞したが、前回鑑賞した時よりも更に面白く感じた。

個人的なハイライトはやはり松岡茉優演じるヨシカが歌う場面。

全ては妄想であった事を感情いっぱいに歌い上げるところに感動と悲しさを感じた。

最後に「勝手にふるえてろ」と言うメッセージも強い余韻を残す。

しかし松岡茉優の当て書きでは無いかと疑ってしまうくらいニンだった。


■1回目(2019/10/13)
松岡茉優初主演映画。

脳内恋愛とリアル恋愛に間で悩むこじらせ女子と内面を独特の表現で映画化した作品。

OLのヨシカは、中学時代からずっと同級生のイチに恋をし続けている。

時には過去の数少ない思い出、時には彼女の妄想。

そのような話を他人のおばさんや駅員等に話す日々を過ごしている。

そしてヨシカの生活に変化が訪れる。

なんと、ずっと邪険にしていた同じ会社の営業の通称、二に告白されたのである。

その場で答えは出せなかったが、初めてリアルに告白されたヨシカは浮かれ、いつものようにおばさん達にベラベラと喋る。

脳内恋愛かリアル恋愛を選ぶか、悩むヨシカは、遂にイチと二人きりになる…

非常に良く出来ていた!

足を閉じる事によって、脳内恋愛モードに入る描写や、水を使って表現する部分、そして、釣り人等のおじさんとの話にあのようなサプライズを持っていくのは見事な脚本としか言えない。

男性から見れば、女子の分からない部分はこういうことか!

女性から見れば、その気持ちは本当に分かる!

といったように感情移入しやすいところもうまく出来ているなと感じた。
ユナマリア

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