怒髪猫なんじゃった

メゾン・ド・ヒミコの怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)
3.6
癌に冒されている父とその恋人である青年、そして父を嫌う娘をめぐる物語です。


父を嫌い、その存在さえも否定して生きて来た娘と、かつて妻と娘を捨てて出奔した末期癌の父、その父の恋人である青年がゲイの為の老人ホームの手伝いをしてくれないかと娘の処を訪ねて来る。


末期癌の父親が館長である老人ホームで暮らすゲイの老人たちと、ゲイである父と離れて暮らしていた娘が出会う、切なくも温もりのある人間模様がいつしか感動さえも湧いてくる作品でした。