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縄姉妹 奇妙な果実
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『縄姉妹 奇妙な果実』に投稿された感想・評価

yaaa

yaaaの感想・評価

4.0
職場と自宅で疎まれて、街角の公園が唯一の居場所のサラリーマンが近所の屋敷に迷い込む。そこには姉妹がいたが…。
日活ロマンポルノなんだが、少しでも視点ずれるともう立派なホラー映画。ゴアシーンの代わりにエロシーンみたいな。血しぶきの代わりに違うもの飛んでます。
石井隆脚本なので「村木」が出てくるが男と女のすれ違いみたいなのは無くて、話の整合性を取るよりも見せ物小屋的非日常にぶちこまれるに重点置いてる。ホラー映画だったら酷い目に合うのだが、本作はムフフな目に合う。
兎に角、屋敷に舞い込むきっかけとなる、「庭にお姉さんが…」のワンカットの画力の強力さが目に焼き付く。恐怖と笑いは紙一重を痛感する。
名美の登場しない村木の物語。石井隆の村木と名美の話って、映画ごとにかなり設定が異なるけど、石井隆マルチバースと思えばいいんだとわかった。

倦怠感にまみれたサラリーマンの村木。会社をサボるようになり、フラついているとある姉妹が住む家に入ることになる。なぜか目を離すと襲われて、奇妙な果実のように木に吊るされる姉。それを助けるうちに村木は囚われの身となっていき、そこから出ることが許されなくなっていく。
家にはじつはもう一人、男がいるのがわかる。姉妹の挙動不審な行動を手伝っているようだが、彼も村木と同じように引き込まれた先人らしい。そして、その前にもやはりそういった男がいたことも。

最後の転んだ際の「アッ!」がユーモアとは全然思えなくて、夢が醒めた残酷さのようだ。

髙橋洋の『インフェルノ 蹂躙』と対になるような、不気味な映画。
生きる意味を見失っている日陰者の営業マン(北見敏之)が、近所の屋敷に居住している姉妹(美野真琴&早乙女宏美)によって、理不尽な監禁行為を受けてしまう。朴訥な中年男が非日常性に取り込まれていく様子を描いている、日活ロマンポルノ。

石井隆原作&脚本のため、中年男が村木になっているが、男女のすれ違いドラマではない。見知らぬ男(伊藤昌一)と一緒に監禁された主人公が、姉妹による女性上位の凌辱行為により、性意識の刷新を迫られる物語。

自尊心を傷つけられた主人公が、日頃の鬱憤を姉妹とのSMプレイにぶつけていくときの爆発力。屋敷の庭園に姉が吊り下げられるプレイと、蜘蛛の巣状の縄に姉妹が張り付けにされるプレイ、そして妹の手首足首を縛った放置プレイが記憶に残る。

全編の禍々しい雰囲気作りと、ネタバレ厳禁のどんでん返しが大きな見どころ。悪夢的感覚をケレンミたっぷりに描いている、ホラー路線ロマンポルノの秀作。ニューウェーブ系の緊縛女優・早乙女宏美の鮮烈デビューにも着目すべし。

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