このレビューはネタバレを含みます
川栄李奈が怪しい女を演じるが、ただの可愛い子にしか見えず、薄い。映画の中で一人だけ浮いてる感じが拭えない。もう少しブサイクの子の方が良かったのでは。
長澤まさみ演じる川原由加利は苦手なタイプだなぁ。バリバリ仕事できるけど、家事一切苦手で、たまたま知り合った優しい男と同棲を始める。とにかく自分の仕事が一番だから、男の素性なんて一切知らず、男がクモ膜下出血で倒れ、初めて男の正体を知ってゆく。振る舞いも行動的と言えばそうだけど、何だか自分勝手で嫌な女にしか見えない。という演技をしてる長澤まさみがすごいんだが。
タイトルの嘘を愛する女の意味は周りが全て嘘でも自分さえ良ければそれでいいという意味かなと思った。正確には嘘を愛した女か。
と思ったんだけど、ラスト桔平の小説で、そんな彼女を本当に愛おしく思ってたことが分かり、桔平の愛を再確認してゆく。。泣ける。これからも由加利は桔平の嘘を愛し続けてゆくのだろう。
いやいや、皆さん、演技が良くてのめり込んでしまいました。高橋一生も出番少ないけどいい味出してます。