実話から生まれた物語。5年間連れ添った夫が亡くなり、妻は死亡届を出すが、夫の戸籍はなく、持っていた戸籍謄本のコピーも偽物だった。夫の昔の職場に問い合わせても、そんな人はいないとの言われ、結局夫の真実は何も分からなかったそうです。
どんなに一緒に過ごしていても、その人の事100%知っているかと言われると、実はそこまで知っていなかったりする。
外ではどんな人だったのか、出逢う前はどんな人生だったのか…
もしも偽りだらけ人だったとしても、2人で紡いだ記憶は決して偽りではないはずだ。そした好きな人を知りたいのも、素直な気持ちなはず。