YasuhitoArai

顔のない殺人鬼のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

顔のない殺人鬼(1963年製作の映画)
3.6
アンソニー・M・ドーソン監督作品。
音楽:リズ・オルトラーニ。
第二次大戦終結から数十年経ったドイツのライン地方。夫が所有する古城で過ごすことになったメアリーは、ある夜階下から女性の悲鳴を聞きつけ、階下へと降りるが・・・という話。

古城が舞台でゴシック的な要素を持ちながら、カラー作品で、現代が舞台。
女性殺害の犯人の謎に迫るというストーリーライン。出てくる人物達が謎の要素が強く、少しずつ分かってくる。
殺人犯の招待が「えーっ!?」っていう感じだった。そして最後のオチも「そうなるのかー?」という感じだった。

顔面に傷を負ったクリストファー・リーがいい存在。最後までいい役だった。
リズ・オルトラーニの音楽がジャズ音楽で、大袈裟でゴシックな雰囲気とミスマッチだけど、それが良かった。
主人公が逃げる時の、赤や緑で着色された枝が良かった。
YasuhitoArai

YasuhitoArai