ウイリアム・M・マーストン
心理学者にして コミック作家
ワンダーウーマンの生みの親にして
嘘発見器の 発明者
しかし彼には 誰にも発見されたくない
秘密があった
コスプレにして SM
一人の夫に 二人の女
マーストン家は 自由な生き方の
パラダイス島
妻 エリザベスは ドS( 支配 )
頭脳明晰にして 気性激しく
ユーモアのある 一流の悪女
助手 オリーブは 無邪気で 優しく
献身( ドM )的
ワンダーウーマンは
この二人から生み出された
女性ヒーローものは
当たらないと言われる中で
異例の大ヒット
売り上げは スーパーマンを超えた
【 女性解放の先駆けとなる作品
男女同権を促す 】の声
一方では
【 ワンダーウーマンは 暴力 拷問
SMが 溢れている 】との声も
検閲機関の 圧力がかかる
普通でない生活も 世間に知れ
マーストン 最大のピンチ!
【 腕力よりも大事なものがある
アイデアや思考は
暴力よりずっと強い】
マーストン氏は にこやかに語る
【 私が描くのは 身近な女性です
ワンダーウーマンのように強く
特別な力を持っている 大事なのは
衣装よりも 彼女の闘い方です 】
エリザベスとオリーブは 38年間
共に暮らした
マーストンの言う 身近な女性
彼女なりの
静かな闘い方だったのではないか