ノットステア

アナと雪の女王2のノットステアのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
4.0
観た日∶2024/1/30-31

○Disney+紹介文
エルサはなぜ、その力を与えられたのか?――かつて真実の愛によって姉妹の絆を取り戻したエルサとアナ。3年の歳月が過ぎ、アレンデール王国の女王となったエルサは、アナ、クリストフ、そしてオラフと共に幸せな日々を過ごしていた。だが、エルサにしか開こえない不思議な"歌声"に導かれ、姉妹はクリストフとオラフを伴い、アレンデール王国を離れて未知なる世界へ。それは、エルサの"魔法のカ"の秘密を解き明かす、驚くべき旅の始まりだった…。



○感想
2023/8/31に劇団四季『アナと雪の女王』を家族と親戚と観に行った。
もともとミュージカルに対して苦手意識があった。なんで突然歌うの?って。(そういやもともとストーリーはどうでもよくて歌がメインだったってチコちゃんが言ってた。)劇団四季の『キャッツ』を観に行ったときも、歌だから何言ってるかわかんなくなってきて眠たく、、、お金高いのにもったいない!
劇団四季の『アナと雪の女王』はめっちゃ良かった。感動できた。舞台装置もすんごかったしエルサの歌とかしびれたし、子役の上手さにもびっくらこいた。
映画『アナと雪の女王』もエルサが一人きりになって氷の城を造るときの歌は良かった。それまで聞いたことはあってもなんとも思っていなかった曲が力を持った瞬間だった。そんなことを思い出した。
で、『アナと雪の女王』を観た記憶が薄れる前にと思ってやっと『アナと雪の女王2』を観た。

以下、ネタバレあり














今作『アナと雪の女王2』もエルサが一人になって歌うところにはやっぱり鳥肌が立った。良かった。
1作目は開始30分過ぎでエルサが「ありの〜ままの〜」って歌い始めるし最初から勢いが良かったんだけど、今作は前半がもたついている印象だった。クリストフがアナにプロポーズしようとするけどできないっていうのに時間かけ過ぎなのと、昔何があったんだ、なんで戦い始めたの、なんで霧ができたのと謎を作るのに時間かけ過ぎ。いや、時間かけるのはいいのか。けどあまり引き込まれなかった。

水には記憶が遺るというのが良かった。いろいろおもしろい設定を考えますね。

アクションシーンも迫力と綺麗で洗練された感じがあって良かった。

精霊は風、火、水、地、氷の5種類。映画を観ているときは気にならなかったけど、おかしくないか?水と氷は違うけど同じじゃん。
『NARUTO』でいうなら火、水、土、風、雷の5つ。風と水を合わせて氷じゃなかったっけ?



○恩人や先祖、特に祖父(の世代)が悪いことをしていたことに気づいた時、どうするかという物語
・『アナと雪の女王2』
・『コリーニ事件』



○印象的なセリフ
避難先でクリストフ「大丈夫か?オラフ」
オラフ「うん、平気。どうにもならないことが起きちゃったから、どうにかなることだけしてるんだよねぇ」

オラフの足をかじろうとする子どもに対してオラフ「ダメダメダメダメ、かじっちゃダメ。何踏んでるかわかんないし」



○あらすじ
幼いアナとエルサに父は、森の話を聞かせる。かつてアレンデール王国は、精霊たちと共存するノーサルドラの民と交流していた。しかし2つの国の平和の象徴であるダム建設を祝う場で戦争が起こる。精霊は風、火、水、地の4種類。
精霊たちはダムを巡った争い怒り、霧で「魔法の森」を封鎖。人びとは取り残された。しかし、その場にいた父は不思議な力に助けられ、森から出ることができた。
その後父はアレンデールの国王になった。

大人になった女王エルサは、たまに城の中で歌声を耳にするようになる。
エルサは歌声の主を探しにいく。すると、見えない精霊による嵐が起る。エルサは住民たちを高台に避難させる。

エルサやクリストフの前にトロールたちが来る。アレンデール王国が大変なことになると言う。精霊たちの怒りをしずめる必要がある。アレンデール王国を救うために、エルサは歌声の主を探す必要がある。

アナとエルサ、オラフ、クリストフはスヴェンに乗って、森を目指す。
その途中、オラフはずっと喋り続ける。オラフは水には記憶が残ると話す。
霧の結界で覆われた場所を見つける。クリストフやオラフが入ろうとすると弾かれる。エルサだけが弾かれない。みんなはエルサについて霧の中に入る。すると、霧の中に閉じ込められる。
風の精霊による竜巻。エルサが風を抑える。

エルサたちは森の中で争っているノーサルドラの民とアレンデール王国の兵士たちに遭遇。氷の力で争いをやめさせる。

火の精霊により、火に囲まれる。
エルサは一人で火を消火する。その様子にアナはちょっと怒る。一人にならないでほしいと。
火の精霊の正体はサラマンダー。サラマンダーはエルサたちになつく。
アナは、アレンデール王国の警備隊の中尉と話をする。魔法の森に30年以上閉じ込められていた。かつての恋人の現在。

アナとエルサの母の形見のスカーフから、母がノーサルドラの民だったことを知る。
水に残っている過去の記憶を蘇らせる。魔法の森で父を救ったのが母だった。
森で何があったのか。知ってるのはアートハルンだけだと言う娘がいる。(※この時点ではアートハルンがなんなのかはわからない)

地の精霊アース・ジャイアントは巨大な石で、見つかると襲われる。アース・ジャイアントが歩いている夜は、アナやエルサは森にいた人たちは身を隠す。

クリストフはノーサルドラの民のトナカイを使ったプロポーズを練習する。クリストフはアナにプロポーズすることを決意するが、アナとエルサとオラフはサラマンダーの案内で第5の精霊を探しに行ってしまう。

エルサとアナとオラフは、難破した船を見つける。その船はアナとエルサの両親が乗っていて、難破したもの。過去の記憶を蘇らせる。父と母は、エルサの魔法の謎を解き明かすために航海に出ていた。その航海中に両親は事故で亡くなった。
エルサは自分のせいで父と母を死なせてしまったと自分を責める。アナはエルサを励ます。
アナとエルサはその船に残されていた地図を見つける。両親は「アートハラン」へ行こうとしていたことがわかる。

エルサは水の精霊が生息する「アートハラン」に向けて出発することにする。アナとオラフも一緒に行こうとする。しかし、その途中のダーク・シーは危険だと言い、エルサは氷のボートを作り、2人を乗せて遠ざける。ダーク・シーアナとエルサの両親が亡くなった海。

アナとオラフはエルサが嘘をついて自分たちを遠ざけたことを怒る。

エルサは海を凍らせながら走り出す。途中、馬の姿をした水の精霊に邪魔され、海中に沈められるが、エルサはなんとか馬に跨り、海を駆ける。エルサはアートハランにたどり着く。

エルサは、歌声を聞き、水の記憶を見て、魔法の森で起きた過去を知る。

エルサとアナの祖父だった元国王は、ノーサルドラの民との友好の証としてダムを建設する。力(魔法)を持った者たちを信用できない祖父の本当の目的は精霊の力を弱めること。
祖父はノーサルドラの長を裏切り、背後から切りつけた。それが戦いのきっかけ。

エルサの身体が凍りついてしまう。アナはエルサの魔法で真実を知る。アナはダムを壊すことにする。エルサの氷の魔法の力が消えたことでオラフも消えてしまう。
アナはダムに向かう。
アレンデールで災害が起き、国民が避難することになったのは、精霊たちがアレンデールの国民を死なせないため。ダムを壊すと流れ出た水が町を飲み込むことをわかっていたから。

アナは地の精霊アース・ジャイアントを挑発する。アナに向かって歩き出し、岩を投げつける。アナがアース・ジャイアントに踏み潰されそうになったところをクリストフとスヴェンが助ける。

アナは無事にダムにたどり着き、アース・ジャイアントが岩を投げつけたことでダムが崩れる。
エルサももとに戻る。

ダムが壊れたことで流れた水がアレンデールの街中を飲み込もうとする寸前、エルサが氷でくい止める。

精霊の怒りは鎮まる。
エルサが「第5の精霊」。

エルサとアナは再会。エルサはオラフを魔法で元通りにする。
クリストフはアナにプロポーズ。

アナはアレンデールの女王になる。
エルサは魔法の森で暮らす。