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ボヘミアン・ラプソディのKEIGOSATOのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5
【伝説のバンド、Queenが映画館というステージで蘇る!!!】

遂にレビューできる。間違いなく2018年ベスト映画、真打ち登場、『ボヘミアン・ラプソディ』。

既に2回鑑賞済み。

圧巻の一言。あっという間の135分だった。

今大学生の自分は当然Queen世代ではないし、正直この映画が公開されるまでは「We Are The Champions」「We Will Rock You」「Killer Queen」程度しか知らなかった。ただそんな自分でも魂が震えた。これほどにパワフルな映画が過去にあっただろうか。

Queenの結成から1985年のライブ・エイド・パフォーマンスまでを描くこの映画は間違いなく、故フレディ・マーキュリーへ贈る作品であり、彼が音楽と向き合う中でぶつかった苦難や試練、当時は問題視されていた同性愛についても触れられている。そこで僕らは楽曲の1曲1曲の裏側にあるフレディの背景を知ることになる。この映画を観た後に、Queenの曲を改めて聴くとそういった背景がフラッシュバックしてこれでもかというくらい胸を打ちつけてくる。最高。これぞ最高の音楽体験だ。Queenのエネルギーにつま先から頭のてっぺんまでドップリと浸かって、誰もがQueenという伝説のロックバンドの虜になる。Queenが“映画館”というライブ会場で蘇ったと言っても過言ではないだろう。

ラストのライブ・エイドのシーンの冒頭、フレディが「Bohemian Rhapsody」の一節を熱唱するシーンは涙無しには観れなかった。

Mama, just killed a man
ママ たった今、人を殺してきた
Put a gun against his head
あいつの頭に銃口を突きつけて
Pulled my trigger, now he's dead
引き金を引いたらやつは死んだよ
Mama, life had just begun
ママ 人生は始まったばかりなのに
But now I've gone and thrown it all away
僕はもう駄目にしてしまった
Mama, ooo
ママ ああ ママ
Didn't mean to make you cry
ママを泣かせるつもりじゃなかったんだけど
If I'm not back again this time tomorrow
明日の今頃になって 僕が戻らなくても
Carry on, carry on, as if nothing really matters
今のままで生きていって、まるで何事も無かったかのように

あの状況に置かれてるフレディが歌うこの詞の重み。

Queenの楽曲が時代を超えて人々を魅了し続ける理由がこの映画には詰まっていた。

3回目は爆音上映、絶対行ってみせる。
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