チィ

悪童のチィのレビュー・感想・評価

悪童(2015年製作の映画)
3.9
見たというより観た。どうしても観たくて観たくて、当日券に並んだ。夏。

舞台という空間は映画とは異なって、その中の世界が全て。画面の外側にひろーーい世界が存在するってことがない。いま見てるものが全て。それが嫌だという感情をなくした作品が『悪童』だった。ひとつの部屋を舞台に描く物語を古沢良太が描き、マギーが脚色し、TEAM NACS5人が演じる。最高だった〜〜!あの舞台を生で観れたあの瞬間が良い思い出。チャックのワイヤーアクションのトキメキと衝撃とワクワク。あっと驚かせる天才。5人のキャラクターは、本人たちであり、本人たちでない。第三者の手で描かれたからこそ妙にしっくりくる。笑顔は本物で、感情も本物。楽しそうで切なそうで懐かしむ5人を観ていると、自分の20年後を想い時の流れを信じたくなるそんな作品。

物語の感想、ではない。ではないけども、この物語をしっかり完結させてくれる別のものがちゃんとあるから気をつけろ〜〜(舞台に感動しライビュに感動し、DVDに感動し、ググってポチってCDJ買って感動して何やってるんだろと思うまでが悪童です。)
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