BATI

ランペイジ 巨獣大乱闘のBATIのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.4
ロック様とゴリラとの変則バディ!この字面だけで強い!ロック様の配置は「キングコング」でのヒロインの反転のはず。「美しい白人女性にだけ心を開くキングコング」への意向返しなんですよ!

怪獣映画の外連味は最後の最後まで持ち越しなのだが、それ以上にロック様...。セクシーな男ではなく、よき人間であることがいい男/女だと表した。尊い。

ナオミ・ハリスとの関係も性愛にはならないし、ずっと安心して観ていられる。ロック様にハリウッドのあらゆる希望を託したい欲に駆られる。主役側はカラード/移民で敵側が白人なんですが、「女神の見えざる手」のエスコートボーイをやっていたジェイク・レイシーなのよ!この人はいつも本当に上手い。意識的に物語に倒置されたキャラを演じきるんですよね。

ジェフリー・ディーン・モーガンのスーツ姿のエロさ...。チームファイトの感じといい、ロック様の無茶さといい、ワイスピ感ある。もう少しプロット整理させて続編お願いしたい。これで終わるのは勿体ないよ。

ラストまでモンスターバトルがないのが残念ですがその分堪能させてくれます。「シン・ゴジラ」にも出てきた兵器がでてきたり、ワニ型怪獣の演出に少し「シン・ゴジラ」を感じました(笑)。
BATI

BATI