えくえあ

ミスター・ガラスのえくえあのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
3.5
アンブレイカブル、スプリットと続いたシャマラン監督の異色のヒーロームービー完結編
シャマラン監督なりのヒーローに対する思いがこれでもかというほどに溢れ出ています

コミックの主役たるスーパーヒーロー
私たちはなぜ彼らに惹かれ、憧れるのか
超人的なパワーを持っているから?助けてくれるから?
否、彼らの魅力はそれだけではない
強い信念を持ち、自分を信じ、決して屈しない心を持つ
そんなキャラクターに私たちは魅力を感じてあこがれを抱く
逆に言えば、そういう心を持てば誰だってヒーロー(主人公)になれる

観終わって最後に感じるのはそんな鼓舞
DCやマーベルに代表される典型的なヒーロームービーとは明らかに路線の異なる本作ですが、私自身思わぬところで勇気づけられてしまったあたり、やっぱりヒーロームービーなんだなぁと思います

アンブレイカブル、スプリット共にオリジン(誕生の物語)でしたが、完結編となる本作もまたオリジン、しかもそれは視聴者自信の話
というギミックになっているわけですね
なるほど~
でも、それってアンブレイカブルでよかったのでは?という気もちょっとするので控えめに☆3.3くらいで...

ところでこれは余談ですが、シャマラン作品ってラストスパートで映画の印象決まっちゃうので、それを度外視してもっと注意深く見ると本作も違った印象になるのかなぁなんて思います
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