ハレ

BPM ビート・パー・ミニットのハレのレビュー・感想・評価

4.0
ドキュメンタリーか?と思わせるような構成。その年代を考えれば彼らの抗議の激しさも分かる。そして自分を振り返ってみれば他人事のように同性愛者のこともエイズのこともなにも理解してなかった。
最期の時を迎えたショーンの息遣いが耳に残る。重苦しい映画だった。

後日再度鑑賞。するとこの映画の凄さがよく分かる。エイズ患者に対しての政治と民衆のきつい差別と無関心が悔しい。
愛を交わした後のショーンとナタンが静かに見つめ合う場面がいとおしい。
ショーンの安楽死に手を貸したナタンの苦しさが伝わってくる。
やっぱり重い映画だ。
ハレ

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