映画大好きそーやさん

オー、ティーチャーの映画大好きそーやさんのレビュー・感想・評価

オー、ティーチャー(1927年製作の映画)
3.1
〈2024/2/29加筆修正〉
固定観念破壊系アニメーション、オズワルド・ザ・ラッキー・ラビットシリーズ2作目!
本作は、ガールフレンドとイチャイチャしたいオズワルドが恋敵に邪魔されながらも、己の想いを結実させようと奮闘するお話です。
『トロリー・トラブルズ』の次に公開された作品とのことですが、相変わらず面白かったです。
ただこれまで観てきた本シリーズの作品群と比べると、アニメーションとしてのぶっ飛び具合が控えめで、全編を通してパンチが足りない印象でした。(シリーズお決まりの人体パーツ取り外し描写は、後半に見受けられましたけどね!笑)
本作のようなコメディ作品の評価軸として妥当なものではないかもしれませんが、脚本の面が過去1番のレベルでとっ散らかっていて、1本の作品として評価するには少々残念な出来だったように思います。
これまで観てきた作品もそう整理されたものではなかったとはいえ、それ以上に脈絡もなくオチも無理やりなものだったため、どうにも納得できませんでした。
(レンガのようなものが相手の落ち度によって返ってくる展開はいいにしても、倒れた恋敵を見てガールフレンドがもう1度振り向き、その状態を自分がしたことのようにして受け入れてしまうのは少々調子が良すぎるかなと思った次第です。真面目に観るなと言われればそれまでですがね!笑)
総じて、シリーズだからこその味を味わうことができるものの、単体作品としては満足度の低い作品でした!