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不気味の谷のbのレビュー・感想・評価

不気味の谷(2015年製作の映画)
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アルゼンチンのショーフィル。精神を病んだりしてる社会的不能者に手軽にVR空間にいけるチップが医療用大麻のように配布されていてVRの世界に没入できるようになった世界。がしかし,,という話。以下ネタバレ


電子回路むきだしのチップを鼻ピアスのようにつけてVRに入るという独自な表現がなかなか面白い
家畜と言いたいのだろう.不覚にもキンザザが思い出される
実際よく言われる今の二足歩行型ロボットが抱える問題にこけたら起きれないがあるらしいけどその辺をクリアするために謎技術でVR空間の人間と密かに紐づけしてその動きと同期することで現実の代理戦争に使うロボットとして成立させてたとすれば、説得力のない設定というわけでもないかな
倒したと思ってた仮想上の敵は遠い土地で起こってる紛争地帯にいる生身の民間人だったという
ショートフィルムなんで短い時間のなかでどれだけあっと脅かせれるかにかかってるからツッコみはナンセンスだけど要はfpsといったゲームが戦争と紙一重だという小島秀夫のMGSでも展開されてきたような話と同じテーマ性のある内容
確かにfpsのようなバンバン打ち合う世界がeスポーツの名のもと発展していってるけどメタバースという方向だと癒しを求める人の方が間違いなく今後きっとさらに増える。ASMRというジャンルもその前兆の一つだろうし
実際、戦争系のゲームは自分は傷つかない画面の外だからいいのであってわざわざVRで自分を戦争の当事者にするほどになるのかというとせいぜい一部の人ぐらいにおそらく留まるし、この映画に出てくるVR兵に利用されてる人はまさにそういう一部のアドレナリンジャンキー、または廃人として描かれていてfpsがメタバースとしてメインストリームになってるなんて嘘みたいな世界じゃないのが妙にリアルで〇
まあこの世界はこれはこれでちょっといいかも。フォートナイトとかapex好きな人にとっては天国
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