このレビューはネタバレを含みます
軍事利用する為に秘密裏に造られた水陸両用(陸上でも活動が出来る)の殺人サメが研究施設の水槽から脱走する。
サメ研究者のルシンダは、殺人サメを生み出した研究者のフォスターと共に脱走殺人サメに対処するべく奔走する。
しかし、フォスターは殺人サメを追いかける中、自らの体に何やら怪しい注射を打ち込んでいて、、、
①This is Mark Polonia. 80分の人生の無駄遣い。
Z級映画の巨匠ポロニア監督らしい作品。
クオリティ、予算共にここまで低い作品は中々お目にかかれない。ツッコみながら見るのが正解だと思う。
例えば、
・開始直後、ビキニの女性が海岸でサメに襲われるのだが、海にサメの背びれがCGで合成されているのだが、
CGのクオリティが低すぎて、背びれだけが空中に浮いている映像が流れる。
あぁこのクオリティが続くのかと天井を見上げてしまった。
・殺人サメはCGで出演するのだが、CGの元がまさかの人形。しかも全くカタチや質感の違う2つのサメ人形が使用されていて、
シーンによって見た目が全く違う。
当たり前のようになっていますが、ジャケットのようなサメは全く出てこない。
・トンネルに殺人サメを追い込み、フォスターとルシンダは「トンネルなのだから挟み撃ちをしよう」と話し合うが、
同じ側から二人が入っていった。
・サメを見つける事が出来る位置探査機は、おもちゃのラジコン。サメを倒すレーザー銃は水鉄砲。家にあったのかなと思う。
・サメに足をかまれても、包帯を一周巻いたら普通に歩けるようになる。
VTRツッコミの練習をするにはこれ以上ない映像だと思う。これでも絞った。
②字幕
字幕の日本語訳がお洒落。サメ映画ルーキーさん。
③衝撃的なラスト
ラスト5分で、フォスターがサメの血清を体に注射しすぎてサメ人間になるというトンデモ展開に突入。
軍事利用目的の殺人サメを作っていたのに
「サメは万能な兵器じゃないだろ、不器用だ。銃も車もつかえない。でもサメ人間は使える」と言い出す。
じゃあ殺人サメは何だったんでしょう。
あとそれは普通の人間ではダメなんですかね。
そして、フォスターはサメ人間になってルシンダを襲うけど、めっちゃ弱い。
何だったんでしょう。